ヤリスクロスは、釣りに最適な車に生まれ変わらせることができます。コンパクトSUVでありながら、使い勝手の良さと収納力は、釣り好きにとって大きな魅力となっています。
しかし、そのままでは釣り道具の収納に不安を感じる方もいるでしょう。また、濡れた道具を車内に入れることに躊躇する方も多いはずです。でも心配いりません。
いくつかのカスタマイズを施すことで、理想的な釣り仕様の車に仕上げることができます。この記事では、ヤリスクロスを釣り仕様にするためのポイントを詳しく解説していきます
記事のポイント
- ヤリスクロスを釣り仕様にする
- 釣り竿をどこに置く?
- ロッドホルダー取り付けたい
ヤリスクロスを釣り仕様にする

釣り仕様の車として活用するためには、以下のポイントをしっかりと押さえることが大切です。
まず重要なのが荷室の防水対策です。釣りの道具は濡れていることが多いため、専用の防水ラゲッジマットを敷くことをおすすめします。これにより、車内を汚すことなく、掃除も簡単に済ませることができます。さらに、後部座席の背面にも防水カバーを装着することで、座席を倒して荷物を積む際の汚れや傷を防ぐことができます。
次に必要なのが車中泊の準備です。早朝の釣りや遠方への釣行時には、車中泊ができると便利です。ヤリスクロスは後部座席を倒すことで最大206cmのスペースを確保でき、身長によっては2人での車中泊も可能です。このとき、フルフラット化した際の隙間を埋めるクッションやマットを用意しておくと、より快適に過ごすことができます。
照明の強化も重要なポイントです。夜間の釣行時には、LEDラゲッジランプの取り付けが非常に便利です。荷室の視認性が向上し、道具の出し入れがスムーズになります。また、小物や釣り道具を整理するための収納ボックスやオーガナイザーを活用することで、限られたスペースを効率的に使うことができます。
釣り竿をどこに置く?

釣り竿の収納方法は、ヤリスクロスの限られたスペースを最大限に活用するための重要なポイントです。以下では、様々な収納方法について詳しく解説していきます。
後部座席を活用する方法が最も一般的です。中央のアームレストを倒すことで、長い釣り竿を荷室から後部座席にかけて収納することができます。この方法は特に2ピースロッド(分割可能な釣り竿)の収納に適しています。また、後部座席を完全に倒してフルフラット化すれば、より長い釣り竿も収納可能です。ただし、この場合は他の荷物の配置にも工夫が必要になってきます。
荷室を使用する場合は、RVボックスの活用がおすすめです。アイリスオーヤマなどが販売しているRVボックスの蓋部分にロッドホルダーを取り付けることで、釣り竿を安全に収納できます。この方法はDIYで簡単に実現でき、コストパフォーマンスも優れています。また、荷室には防水マットを敷いておくと、濡れた釣り竿や道具をそのまま置いても車内を汚さずに済みます。
車内スペースが不足する場合は、外部キャリアの利用も検討できます。ルーフキャリアを車の屋根に取り付ければ、長い釣り竿も余裕を持って収納できます。ただし、この方法を選ぶ場合は、風や雨の影響を考慮する必要があります。必ず専用のカバーを使用して、大切な釣り竿を保護しましょう。
ロッドホルダー取り付けたい

ロッドホルダーは、釣り竿を安全かつ効率的に収納できる必須アイテムです。選び方から取り付け方まで詳しく解説していきます。
ロッドホルダーの選び方
収納可能な本数とサイズは、使用目的に応じて選びましょう。2~3本用のコンパクトなタイプから、5本以上収納できる大容量タイプまで、様々な選択肢があります。ヤリスクロスの車内スペースを考慮すると、まずは2~3本用から始めるのがおすすめです。
取り付け方法は主に2種類あります。アシストグリップ(手すり)に取り付けるタイプと、天井に直接固定するタイプです。アシストグリップタイプは工具不要で簡単に装着できる利点があり、初心者の方にもおすすめです。一方、天井固定タイプは走行中の振動を抑えられる特徴があります。
おすすめの製品と価格帯
デュアルホールドタイプは、5本用が約24,200円、8本用が約27,500円と、収納本数に応じて選べます。
テンションホールドタイプは5本用で約18,700円と、比較的手頃な価格です。
コンパクトな収納を重視する方には、2~3本用のルーフサイドタイプ(約6,600円)がおすすめです。
取り付け時の注意点
カーテンエアバッグ装着車の場合は特に注意が必要です。エアバッグの作動に支障が出る可能性があるため、後部座席に人を乗せない、もしくは取り付け位置を工夫するなどの配慮が必要です。
取り付け後は必ず走行テストを実施しましょう。振動や揺れによってロッドホルダーが緩まないか、釣り竿が安全に固定されているかを確認することが重要です。
長期使用のためのメンテナンス
耐久性の高い素材を選び、定期的なメンテナンスを行うことで、長く快適に使用できます。特に海での釣行後は、塩分による腐食を防ぐため、しっかりと清掃することをおすすめします。
ヤリスクロスを釣り仕様のまとめ
ヤリスクロスは、適切なカスタマイズで理想的な釣り仕様車に生まれ変わります。防水対策や車中泊の準備、照明の強化、そして最適な釣り竿の収納方法を組み合わせることで、快適な釣行が可能になります。
特にロッドホルダーの選択と取り付けは、安全性と使い勝手を左右する重要なポイントです。
この記事で紹介したカスタマイズ方法を参考に、あなたの釣りスタイルに合わせた理想の釣り車を作り上げてください。一度カスタマイズが完了すれば、早朝の釣行も、遠方への釣り旅も、より快適に楽しめるはずです。
総括
- ヤリスクロスを釣り仕様にする
- 釣り竿をどこに置く?
- ロッドホルダー取り付けたい
- ロッドホルダーの選び方
- おすすめの製品と価格帯
- 取り付け時の注意点
- 長期使用のためのメンテナンス
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